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2006/11/14

父親たちの星条旗

Flags01週末、2本の映画を観た。
今日は1本目の『父親たちの星条旗』の紹介。
この作品は来月公開の『硫黄島からの手紙』と連動した「硫黄島2部作」
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/index.html
のうちの1つ。

戦争映画はあまり好きなジャンルではないけれど、
予告編を観て気になったときには、DVDでなく、
映画館で観るようにしている。
大きなスクリーンと臨場感溢れる音響効果で、
自分もその場にいるような疑似体験をすることが出来るからだ。

ほとんどの戦争映画には、激しい銃撃戦や空爆など、
正視するのが辛くなるような場面が登場する。
それが嫌で観ないという人や、
生まれる前の話だから興味がないという人もいるだろう。
けれど、私は戦争を知らない世代こそ、時には戦争にまつわる映画を観るべきだと思う。

戦闘シーンを楽しむために観るのではない。
大切な人を戦いで失う悲しみや、
多くの戦友を失いながら自分だけ生き残ってしまった兵士の苦しみ、
戦争の名の下に罪もない人々を殺さねばならない苦悩、
生涯消え去ることのない戦場の恐怖などを疑似体験して、
戦争は二度と繰り返してはならないものであることを改めて感じてほしい。

この映画に出てくる兵士たちは、敵地(硫黄島)の山に星条旗を掲げた姿を写真に収められたために、“英雄”として国債の販売促進のための広告塔として本国をあちこちつれまわされる中、目の前で亡くなった戦友のフラッシュバックに悩まされたり、年老いてもなお、戦いの悪夢にうなされて飛び起きたりする。

私の亡くなった父も戦争経験者。
所属していた隊の仲間たちは移動中に船を爆撃されて命を落とし、
病気療養中だった自分だけが助かってしまったことに、
長年苦しんでいたらしい。
度々悪夢にうなされていたと、母が言っていた。

映画の中の米兵たちのフラッシュバックや悪夢に苦しむ姿を観て、
自分の父の苦しみがほんの少し解り掛けた気がした。

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