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2005/08/30

災い転じて…

Pasuta今朝は宅配便業者さんの呼び鈴で目が覚めた。ダンナに『行ってらっしゃい』を布団の中から言ったのは覚えているのだけれど(笑)、不覚にも“二度寝”してしまったらしい。
飛び起きて時計を見て愕然とした。10時10分を回っている!
11時に美容院を予約していて、10時19分最寄り駅発の電車に乗るつもりでいたのだ。
荷物を受け取って、慌てて顔を洗い、普段の数十倍位の猛スピードで支度をして、とにかく乗れる電車に乗って美容院へ急いだ。今日初めて行く美容院だって言うのに、よりによってこんな日に寝坊するとは、なんてことだ…。

でも、宅配便のおっちゃんが来なかったら到底起きやしなかったと思うので、おっちゃんには感謝状を進呈したいくらい感謝している。途中で美容院に電話を入れたが、幸い乗継が良かったせいか、15分ほどの遅刻で済み、やれやれといったところ。

無事にカラーリングとカットをしてもらって、気分爽快。普段、自己否定感が強くて一人で行動することに自信が持てない上に、注文の品が出てくるまでの間が耐えられなくて、滅多に『お一人様』で飲食店に入ることはないのだが、美容院に行ったばかりで普段よりかは幾分キレイになっているのではないかという自意識過剰気味な自信から(^^;、珍しく一人でランチをとって帰ることにした。

それでもつい、普段行き慣れたお店を選んでしまう小心者の私(笑)。
手持ち無沙汰なため、携帯電話でメールチェックなどしていると、思いの外早く前菜が出てきたので、少しほっとしながら早速いただく。
そして、前菜を食べ終わってほどなく、メインのパスタが出てきた。
食べ始めて少しすると、店員のおねーさんがお詫びにやってきた。注文したパスタは『南瓜とモッツァレラチーズのトマトソーススパゲッティー』。何の疑問も感じずにパクついていたのだが、おねーさん曰く、モッツァレラを入れ忘れたらしい。「お作り直しさせていただきます」と言って下さったけれど、待っているのもしんどいし、そのままでも十分に美味しかったので、お断りして食べ続けた。

すると、食べ終わった頃を見計らって、「ほんの気持ちですが…」と、お詫びにデザートを出してくれた。
さらに、厨房の奥からシェフが出てきて、何度も何度も頭を下げて詫びて下さった。
お店にしてみれば手違いの品を出してしまったのだから詫びるのは当然なのかもしれないけれど、こちらは美味しいパスタをいただいた上にデザートまでサービスしてもらって非常に満足しているので、頭を下げさせるのが申し訳なく、謝り捲くるシェフが気の毒でならなかった。サービスでいただいたムースは、程よい甘さでとても美味だった。間違えられて得をするという、何とも複雑な午後のひと時であった。
寝坊のために、お初の美容院に遅刻して少々体裁悪かったことも、この嬉しいトラブルで帳消し。
雨が降らないうちに帰宅できたのもラッキー。おまけに今夜はダンナは飲み会でご飯作らなくていいから、更にラッキー(笑)。こんな小さなことで喜べるって、つくづく平和だなぁ。

※写真と本文中のメニューとはまったくの別物です。

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コメント

うふふ、お久しぶりです。
我が家では明日の夜、だんなは飲み会のため夕飯なしです。
そんでもって、来週はまるまる一週間神戸に出張するので、お弁当作りから解放されます。
でも、仕事とはいえ、神戸に一週間も居られるなんてうらやましくてしょうがないです。
だんなは『仕事だからつまんない』と言ってますけど、わたしだったらアフター5、遊びまくるんだけどなぁ・・・。

しかし、流衣さんは『おひとりさま』が苦手だったなんて、ちょっと意外でした。
私はさすがに焼肉屋はいけませんけど、牛丼系のお店にひとりで入っちゃいますよ。

投稿: ほだか | 2005/08/30 21:13

ほだかさん、早速のコメントありがとうございます。
そうなんです。『おひとりさま』ダメなんですよ(^^ゞ
OLしていた時でさえ、間を持たすための文庫本がないと、
一人でランチに行くことができなくて…。
うっかり忘れたことに気づいたときは、必要もないのに
スケジュール帳を出して眺めちゃったりして。
ホント、小心者でしょ(笑)。

一週間お弁当作り解放は嬉しいですね。
ウチも先月ダンナが沖縄へ仕事で行って、同じように
「仕事だから…」って言われました。
(遊びじゃないとは言っても、出張って、主婦から見ると
羨ましいものなんだよ。>ダンナちゃんたち)

投稿: 流衣 | 2005/08/31 00:08

流衣さんこんにちは。
ラスカルから衣替えなさったのですね。
こんにちは。九月になっていきなり時間ができてしまいまして、有意義な使いかたをしなくてはと思いつつダラダラしてしまっています。

わたしもひとりで店になかなか入れないんですよね。たいていは家内と共に行動をしているので、ひとりだと特に「まあいいか」ってなっちゃうんです。
それにしてもいいお店でしたね。マニュアルにあるからというより、ほんとにお詫びをしたいって気持ちだったのでしょうね。
以前、カミさんと仙台で有名な牛タン屋さんでご飯に髪の毛が入っていて、店員さんに言ったら「かえましょうか?」だって。そんなの当然だけど半分食べてしまってたし気分が悪いから断って、出ようとレジに言ったら「ご飯の分100円引いておきます」ときた。100円って?ご飯以外は大丈夫っていいたいのか?途中で食べるのやめて帰る客にそれでいいの?結局店長や厨房の責任者も誰も出てこないし、最低の店でしたよ。
こんなとき、若い頃だったら怒って苦情を言ったりしたけど、今思えば全部が嫌な思いしか残ってないんですよね。文句を言ってる自分が嫌な思い出になってるんですよ。もう二度と行かない!が一番と思いつつ、仙台だから行けないか(笑)

投稿: ずー | 2005/09/09 10:58

ずーさん、コメントありがとうございます。
ラスカル可愛かったのですけれど、動きの多いデザインだったので、ご覧になる方の環境によっては、ちょっと重いかな…と、模様替えしてみました。

ところで、ずーさんは私とは対照的なご経験をなさったのですね。私のは、あるべき物が入っていなかったのだけれど、ずーさんの場合は、要らん物まで入ってた。それも、入っててほしくない物が。折角の仙台の想い出を、店員の態度で腹立たしい出来事の記憶に塗り替えられてしまい、何とも悔しいですね。
店員の最初の一言が「かえましょうか?」じゃなくて「申し訳ございません。おとりかえさせていただきます」だったら、ご気分も全然違ったのでしょうに…。

普通の飲食店でも気をつけるのは当然だけれど、牛タン屋さんみたいな『その土地の名産』を扱うお店は尚のこと想い出に残るので気をつけてほしいですよね。

投稿: 流衣 | 2005/09/09 20:24

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